防鳥対策における新技術①

Hot Foot America社

代表ロジャー・スノー

 41年前に発売を開始した当社のホットフットジェルは世界で最も使用されている忌避ジェルのリーディング・ブランドに成長いたしました。気温の高い環境でも液だれすることがなく、長期間忌避効果を維持することができる性能は他製品の追随を許さないものと自負いたしております。当社は長年にわたり東京の築地本願寺やパリのシャルルドゴール空港を含め様々な建造物、構造物に対し防鳥工事を行ってまいりました。当社のホットフットジェルは鳥類忌避用のジェルとしては世界のトップ水準でありますが、時としてジェル使用が不向きな場面があります、そうしたときには防鳥ネットの使用を検討してください。

 当社は30年以上前から飛行機の格納庫大規模工業施設などトリの着地点が多すぎかつ、コストや求められる要件的にジェル使用に不向きな現場対応として防鳥ネット施工を実施いたしております。

 しかしながら、当時市場に流通していたポリエチレン製のネット材はロールの幅が3.6メートルから4.5メートルもあり、作業性、耐久性に多くの難点がありました。

 そこで当社は新たな素材、技術、製造法を導入しポリプロピレン製で結び目のない全く新しい防鳥ネットKnotless Polypropylene Netting(以下:PPネット)を開発いたしました。

PPネットの特長

  1. PPネット優れた望遠性能を有しており、布地及びフィルムの火災伝播燃焼基準NFPA規格701(*バーナー炎に接炎し、残炎時間が2秒を超えない)に適合しておりますので、航空機格納庫、石油製品製造工業など製品に高い難燃性能が求められる施設の防鳥施工に最適です。
  2. ポリプロピレン製ネットは従来のポリエチレン製のものと比べ7割高い強度を有しております。さらには、ポリエチレン製に比べ3割軽量ですので、さらには引張強度を比較するとポリエチレンの125キロに対しポリプロピレン製は206キロ軽量且つ高い強度を備えておりますので、使用すれる固定金具の選択や取付を含め施工全体をより楽におこなうことができます。
  3. 融点に関しては、ポリエチレン製の135℃にたいし、ポリプロピレン製は196℃と耐熱性に優れておりますので、照明器具やその他の熱をおびた躯体の周囲でも使用が可能です。
  4. ポリプロピレン製ネット材は耐用年数以内であれば決して経時的伸縮により伸びて垂れ下がってくることがありません。
  5. ポリプロピレン製ネットは柔軟性に長けており、施工時に無理に引っ張らなくても均一で美観に優れた網目を形成いたします。

 ポリプロピレン製ネットは織り込み製法を採用しているために、網目を形成する糸に結び目がなく、美観に優れているだけでなく、全ての網製品の最大の強度的難点である、結び目がありません。

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